グランプリ 「みんな大好きロープジャングルジム」長谷川 裕二
【講評】
さくら満開の美しい風景の中で活発に遊ぶ子供達の姿がロープジャングルジムと相まってとても楽しく伝わってくる。ピンクの桜、新緑、画面をふちどる木のシルエットと構成が素晴らしい。
優秀賞 「暮れゆく頃」金子 善憲
【講評】
水銀灯に照らされた公園の東屋で、一人静かに暮れ時を鑑賞する作者の心持ちが想像される。平戸島の向こうの赤い残照が味わいとなっている。
優秀賞 「ファンタスティック!」佐藤 美智子
【講評】
シャープな絞りによってすべり台の曲線とイルミの光が活かされて、長いすべり台の奥へ吸い込まれる感覚が端的に表現されている。
優秀賞 「町民体育祭スタートです!」重富 純子
【講評】
町民体育祭のひとコマ。男の子がタイヤに集中して夢中になっている姿勢を良いタイミングでとらえている。周りの大人の笑い顔がもっと入っていればさらに、にぎやかさも感じられただろう。
優秀賞 「春の平戸瀬戸」小川 数馬
【講評】
平戸大橋の下を行き交う船やツツジの花、すこしかすんだ青空の色。よくみるとトビもいて田平公園からの日常的なながめとして季節間がしっかりと表現されている。
優秀賞 「橋と花火の競演」川崎 信義
【講評】
花火大会の出品が数点あった中こちらの作品は構図のとり方が上手く安定の技を感じた。水中花火と打ち上げ花火のとり合せによって華やかな雰囲気が伝わる。
入選 「モノクロの世界」吉田 弥生
【講評】
カラフルなイルミネーションを前にあえてモロクロでチャレンジいた意気込みに目がいった。ただし明暗のバランスがまだ良いとは言えない。モロクロは単調なだけに光の活かし方が重要といえる。
入選 「至福な時間」久家 賢二
【講評】
「昆虫の里たびら」を表わすカブトムシのイルミネーションは公園のビューポイント。
理想的にはその形がわかるよう入れてほしいが、楽しんでいる来園者と共に撮影された
点で選出となった。
入選 「光の滑り台」田浦 史章
【講評】
すべり降りる動きを表わそうという発想は楽しい。ピント位置は靴の部分をシャープにとらえつつスローシャッターを設定すれば光の流れが生まれ、作者の発想がイメージ化される。
入選 「寒風蹴って」矢津 光浩
【講評】
構図としては、主役を中心に配したオーソドックスなもので少しおとなしいが、写っている学生らの朗らかな表情がそろっていて笑ましい作品になっている。
入選 「夕暮れの山茶花」友廣 清一郎
【講評】
遠い空に夕焼け色が残る、そんな時間帯の情感と共にストロボ光によってサザンカの木を浮かび上がらせる技法が成功している。欲を言えばサザンカは若干中央寄りに入れたい。
※講評: 浜崎さわこ先生