春夏秋冬 平戸田平公園を撮り尽くせ!!
フォトコンテスト2024の受賞作品が決定しました。
2月13日、厳正な審査の結果次のとおり受賞作品が決まりましたのでお知らせします。
■応募総数 37点(春5、夏2、秋7、冬12、光のフェスタ11)
※講評は、写真家浜崎さわこさん(facebook、Instagram)です。
🏆グランプリ「光と共演」(冬)
小城市 伊東 靖洋 様
【講評】光のフェスタで盛り上がるステージを捉えた作品。フレーム下半分にイルミネーションの光を大胆に入れ、上半分に演者のポーズが最高潮に決まった瞬間を捉えたことで、観客と一体になって活気溢れるフェスタの雰囲気を見事に表現されています。
🏆優秀賞「春さんさんと」(春)
唐津市 栗原 明美 様
満開の桜の生命力と春の日射し心もはずむ爽快な一枚に仕上げました。
【講評】表現したい事を的確にフレーム構成されていて、タイトルがベストマッチ。作者のセンスが光ります。桜満開の枝を画面に大きく取り込み、広角レンズの効果を最良の形で活かされているのに加え、仲良しカップルの弾んだ足元も見逃さず、パーフェクト!です。
🏆優秀賞「春の夜」(春)
佐世保市 金子 善憲 様
あたたかい色につつまれた桜が美しい
【講評】夜の撮影にも関わらず、色味が明瞭で綺麗という印象です。すべり台の黄色いパイプの色が良く効いていて、画面に奥行きが出ています。構図としては、左手の木の暗い部分はフレームアウトして、右手奥の桜の木をもっと入れ込めば最良と思います。
🏆優秀賞「ハートと雪の結晶」(冬)
平戸市 重富 厚司 様
冬の桜の通りに咲く影のハートと光の雪の結晶。キラキラしてきれいでした。
【講評】撮影要素として照明の光に視点を持っていったアイデアは、これまでの本フォトコンでは見られなかったので、新鮮に目に映りました。日常の中から非日常の視点を見つけるのも写真の醍醐味ですね。惜しいのは、少しピントが甘い点。構図の整え方は良いですね。
🏆優秀賞「おとぎの国へ」(光のフェスタ)
佐世保市 川崎 信義 様
おとぎの国へ入り込んだかのようにしばらく姉弟で見入っていた。
【講評】多色の光源を取り込んだ構成は、自然に見えるカラーバランスの判断が難しいところですが、暖かい光が2人の子を照らしている部分を、注意深く捉えています。イルミの光の中で、気持ちは“おとぎの国”で遊んでいる感じが伝わり、心和む作品です。
🏆入選「黄昏の遊歩道」(春)
佐世保市 友廣 清一郎 様
ほぼ満開の桜が夕陽に照らされる頃青空が顔を出し待ちに待った時間が到来しました。
黄昏と来園者の足取りは早く被写界深度を深くしたらスローシャッターになり驚いた瞬間でした。
【講評】青空、桜、芝生の緑、赤褐色の歩道。これらの鮮やかな色が上手く配分された構図で、気持ち良い空気感を感じます。スローシャッターで、歩く人の足がブレて動きが出ているのが良いですね。若干露出オーバーなので、露出マイナス補正で、落ち着いた色彩が出せると思います。
🏆入選「桃色のイッペー」(秋)
佐世保市 長谷川 裕二 様
ラッパ形のかわいい花初めて見ました。
【講評】ただ花を撮るだけにせず、背景に公園で遊ぶ子供の姿をボカして入れた点が良いです。タイトルには「イッペー」とありますが、ネットで調べると「イペ」「イペー」「イッペイ」とありました。平戸・田平公園には所々に珍しい植物が植えられています。
🏆入選「秋の終わり 自然と子供」(秋)
平戸市 横山 悠人 様
少し肌寒い大橋公園での一枚。好奇心が沸きだしている息子を公園に連れ出してみると、新しい発見が沢山。平戸の自然の中で子供の成長を眺める幸せの時間。
【講評】可愛いしぐさの瞬間が撮れましたね。靴を脱いで、芝生の絨毯を裸足で走りたいのかな?構図としては、子供さんの後ろ(画面右側)を入れ過ぎですが、なんと言っても愛情いっぱいの視線を感じる写真です。
🏆入選「マリーゴールドの咲く丘で」(秋)
唐津市 栗田 敦 様
明るい花を前ボケに使い、晴れやかな印象にしてみました。
【講評】画面全体から陽気さを感じます。マリーゴールドを前ボケにして、その向こうで楽しそうにしている人物を配した効果ですね。欲を言えば、絞り開放で花のボケ感を強くし、人物をもっと手前に寄せて、ピント域を人物に集中すると、よりファンタジックな表現になると思います。